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8月の第3回アラブ料理教室のテーマは「サウジアラビアDay」。レシピはサウジアラビアの国民食「カブサ」、「オーツスープ」「トマトドレッシング」でした。
サウジアラビアはアラビア半島の大部分を占める広い国で、日本の約6倍の面積があります。首都は「リヤド」で政治経済の中心地。また、イスラム教発祥の地「メッカ」があることとしても知られています。メッカには毎年多くの巡礼者が訪れ、その玄関口である「ジェッダ」は様々な人を受け入れる国際的な都市でもあります。
地理的にはUAEやヨルダン、イエメン、オマーン、カタールなど複数の国との国境があることから、サウジアラビア料理は他の国のアラブ料理ともよく似ています。
その中でも唯一、サウジアラビアの定番料理と言ってよいのは「Kabsa(カブサ)」です。カブサは鶏肉や羊肉、あるいは牛肉などのお肉と野菜、たくさんのスパイスで調理された炊き込みご飯です。毎日食べられるほど一般的な国民食ですが、お祝い事などの特別な機会があるときはおもてなし料理として特大の大皿に盛り付けられ、大勢で囲んで賑やかにいただきます。
この特大の大皿は50cm以上、日本では手に入れるのがなかなか難しくビュッフェスタイルのオードブルで見かけるくらいの大きさでしょうか。サウジアラビアでは床にマットをひき、片膝をたててこの大皿料理を囲みます。
カブサのスパイスとブラックレモンについて
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早速カブサから料理開始します。
お肉は骨付きの鶏肉がおすすめ。日本ではクリスマスの季節に出回る骨付きのもも肉ですが、インドやアジア料理店の冷凍庫の中にあることが多いです。ない場合は、骨なしの鶏もも肉を使います。
野菜はトマト、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、人参など栄養とカラフルな彩りのある野菜類をたくさん使います。
お米はバスマティ米がとてもよく合います。ない場合は日本のお米で代用します。
カブサの味付けの特徴なたくさんのスパイスが入ること。中東諸国ではカブサ用のスパイスがパックになって売られていますが、今回は全てのスパイスを混ぜてオリジナルのレシピもご紹介しました。
コリアンダー、クミン、ジンジャー、カルダモン、ターメリック、塩、シナモン、ローリエ、ドライレモン。。
こんなにたくさんのスパイスが入るなんて。。!と材料を揃える段階から実感していただけたと思います。ここで、調味料としてドライレモンに加え、サウジアラビア産のブラックレモンも追加。ブラックレモンは、レモンを乾燥させてレモンの酸味と甘みがぎゅっと凝縮された中東では欠かせない調味料です。スープやシチューなどと一緒に煮込まれることが多く、今回は炊き込みご飯であるカブサと一緒に煮込むことで、非常に深い旨味と酸味が生まれます。
日本ではドライレモンはありますがブラックレモンは珍しいかもしれません。どちらも同じ調味料で色が異なるだけですが、サウジアラビアで主流のブラックレモンも使いました。
ブラックレモンの詳しい話はこちらからどうぞ。
オーツスープとトマトドレッシング
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アラビアンコーヒーの淹れ方について
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