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第1期:第1回エジプトの国民食「コシャリ」の料理教室レポート

7月10日の第1回オンラインアラブ料理教室「Nany's Kitchen」の様子をご紹介します!

第1回目のテーマはエジプトDay。メニューは、エジプトの国民食「コシャリ」と「茄子のマリネ」でした。レッスン当日は、ちょうど講師のNanyがエジプトに帰国中だったため、エジプトからのLIVE配信となりました。時差の関係で土曜日の21時から開始という料理教室にはなかなかない時間帯ですみませんでした!(現地エジプトでは14時)にもかかわらず、生徒さんの何名かはご自宅のキッチンでしっかり材料を揃え、エプロンを付けてスタンバイしてくださりました。(同時進行で作らなくても後で確認できるよう後日アーカイブ動画にて配信をしています)

 

最初は「コシャリ」の説明から。「コシャリ」はエジプトの国民食と言われ、街中にはコシャリのファストフード店があり、その場でささっと食べるもよし、テイクアウトで食べるもよし。インスタントのコシャリカップが売られていたりと、さながら日本の牛丼かラーメンのような存在でとっても身近な食べ物です。

 

最初にカイロにある人気のコシャリ店「ABOU TAREK」の様子を写真とともにお見せし、コシャリがどのようにお店で出されているかを詳しくご紹介しました。お米やパスタ、豆を使用しているのでしっかりとお腹にたまり腹持ちもよく、おまけに動物性のものを使わないのでハラール料理かつヴィーガン料理でもあり、イスラム教の方が90%を占めるエジプトでは広く親しまれている料理です。

エジプト・カイロからコシャリの人気店の紹介

コシャリ作り開始

 

コシャリは、お米やパスタ、レンズ豆を混ぜて炊いたお米の上に、カリカリに揚げた玉ねぎやエルボパスタ(小さいパスタ)、ひよこ豆をトッピングし、お好みで手作りのニンニクトマトソース、ビネガーソースなどをかけていただきます。

 

この手作りソースが絶品!!生徒さんからは後日「気に入って何度もリピートしています」という嬉しい声もいただきました。

 

お鍋でご飯を炊いている間に、トッピングのソースづくり。それが終わったら茄子のマリネづくり、と手を休めることなくどんどん進めていきます。

 

ところどころ、Nanyが生徒さんの進捗状況を画面で確認しながら玉ねぎを揚げすぎないように、トマトソースは煮詰めすぎないようにとアドバイスをしていきます。

ここで一つだけ問題発覚!レンズ豆とごはんを一緒に炊くにあたり、事前にレンズ豆を茹でるのですが数名の生徒さんのレンズ豆がドロドロっと形が崩れてしまいました。。通常、アラブ料理では緑色の皮つきレンズ豆を使うのですが、日本では赤い皮なしレンズ豆が売られてることが多く、事前のレシピの注意事項が足らず申し訳ございませんでした。。。味に変わりはないのですが、若干食感が異なります。そのまま混ぜてお使いいただきましたが、今後材料をご案内する際には、色や種類、手に入りやすさも考慮してご説明します。また代用可能品などもご案内していきます。

 

途中の味見タイムでは「トマトソースが美味しい!」「初めての味!」などの感想をいただきました。

 

コシャリと茄子のマリネの完成!

コシャリのお米を炊いている間に、付け合わせとして茄子のマリネを作りました。

茄子のマリネは茹でた茄子に縦に切り込みを入れ、中に野菜とレモン、ニンニクなどをフードプロセッサーで混ぜた具材を詰めて作る料理です。見た目は少し豪快に見えますが、味はとっても繊細!レモンとニンニクに野菜のジューシーさがよく合い、今まで食べたことがないのが不思議なくらい、美味しい野菜料理なんですよ。

 

コシャリが炊き上がったら、最後に盛り付けをして完成です!

LIVE配信では完成したのは22時半と夜も遅い時間になってしまいましたが、少し味見をしてあとは翌日に。コシャリのごはんは保存しておけば、食べる前に電子レンジなどで温めてからトッピングをかけていただくことができますし、茄子のマリネは冷蔵庫で一晩おくとより味が染みて美味しさも倍増です。

 

第1回目のオンラインでの料理教室はエジプトからの配信で映像や音声などに問題がないかやや心配しましたが無事終了しほっとしました。参加いただいた皆様からは「思っているよりたっぷり油とスパイスを使うこと」「手元が見えるので分かりやすかった」などのご感想をいただきました。遅い時間にご参加いただきありがとうございました!

続いての第2回目もエジプトからの配信で、エジプトが発祥の地であるモロヘイヤを作ります!